人はなぜ、他人を許せないのか〜正義中毒に溺れる現代人〜

人間関係トラブル
28歳K子(未婚・子なし)
28歳K子(未婚・子なし)

芸能人とか有名な人でよくありがちですけど、どうして自分とは関係ないはずなのに、バッシングや批判が絶えないのでしょうか。

助産師ミラ
助産師ミラ

そうね。いじめや誹謗中傷と、色々問題点があるよね。それはなぜなのか、人や脳の特徴からみていきましょう。

日本社会の特殊性からみた『正義中毒』との関係性

愚かさの基準は、国によって異なる!?

正義中毒は、どこの国のどんな人でもなり得るものです。しかし、どんな人を逸脱者(愚か)とするかという基準は、国や地域によって大きく異なります。

たとえば日本では、「みんなに合わせられないこと」「みんなと違う行動をすること」が愚かだと考えられる傾向にあります。これに対して、フランスでは「みんなと同じこと」や「自分の意見を言わないこと」が愚かだと捉えられがちであるようです。

自然災害と閉鎖的島国による影響

では、なぜ日本人は、自分の意見を飲み込むことが好ましいと考えるようになったのでしょうか。それは、日本が島国であることや、日本の独特な環境が関係しています。

まず、降雨量が多く、台風などの風水害のリスクが高いという気候面の特徴があげられます。そしてもう1つの特徴は、日本がプレートの境界にあるため、火山が多く、地震が多発する地域であるということです。同じ島国としてイギリスがありますが、イギリスでは自分の意見を飲み込む傾向がない理由は、ここにあるようです。

 日本は長い間自然災害に悩まされてきました。そのため、そうした環境に適応できるよう、長期的な予測をして準備を怠らない人たちが生き残ったと考えるのが自然です。

また災害時には、みんなで助け合って復興をめざす以外の方法はないのです。集団への協力を拒んだり了解事項を裏切ったりすれば、その人物は非難と攻撃の対象となってしまいます。このような背景から、日本では個人の意思よりも集団の目的を最優先するようになっていきました。集団の考え方に背くことは、社会全体に危機をもたらす恐れがあるとして、無意識に集団主義的思考を採用していたのでしょう。

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